2025.08.01

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涼しい屋内で楽しく学ぶ

猛暑におすすめエンタメ博物館

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政府も警告を発するほどの危険な暑さ

今年の夏もやっぱり暑い。ここ数年、ニュース番組では猛暑や酷暑、危険な暑さがキャスターたちの常套句。本邦の環境省によると6月~8月の平均気温は100年あたり1.31℃上昇しているらしい。数字はウソをつかないと言うがデータというのは読み取り方次第なことも多く、また、冷夏や猛暑、あるいは台風の影響やフェーン現象など外れ値を引き起こす事象もあるので例えば50年前と今年の夏を単純比較することは容易ではないが、昨年(2024)は一昨年(2023)と並び、観測史上もっとも暑い夏だったとも言う。今年もまた人間の体温を超える日も多く、陽光も肌に刺さるような強さだ。なにより暑さの厳しい時期が年々、長くなっている。確かに暑さによる疲れの蓄積や熱中症は政府や新聞、テレビに警告されるまでもなく危険に違いない。

知的好奇心を満たす楽しい施設を厳選

だが、この季節は夏休みも重なっており、子供たちのおでかけ欲が高まっている。でかけ先の条件は涼しい環境と日帰りできる場所にあること。子供はもちろん、大人も一緒に楽しめるともっといい。さらに自由研究や日記など夏休みの宿題に役立ってくれればなお素晴らしい。と理想の条件を並べてみると、すべてを満たすのが博物館。美術館や動植物園、水族館などを含めると日本国内には津々浦々に5700を超す博物館があり、興味に合わせて選べるのもいい。なかでも今回は遊びながら知的好奇心を満たしてくれるエンタメ性の高い施設を選出。とくに体験プログラムが充実した3館を厳選してみた。

食欲と創造性を刺激するインスタント麺の博物館

昭和46年(1971)9月18日、世界初のカップ麺として発売された日清カップヌードルの博物館。インスタント麺のチキンヌードルやカップヌードルを発明した安藤百福氏の生涯やインスタント麺の歴史についての展示、アニメ上映も好評だが、なんと言っても楽しいのが体験プログラム。小麦粉をこねて生地をのばし、蒸した後で味付け、油で瞬間的に乾燥させるといった工程を手作業で行うチキンラーメンファクトリーや、カップヌードルができるまでを麺の視点で体感できるアスレチック・コース、4種類のスープと12種類の具材から好みのものを選んで自分だけのオリジナル・カップヌードルを作るエリアなど、夢中になれる仕掛けがいっぱい。

  

カップヌードル ミュージアム 横浜

     
電話番号
045-345-0918
住所
神奈川県横浜市中区新港2-3-4
チェックイン
チェックアウト
営業時間
10:00~18:00(最終入館17:00)
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
火曜(祝日の場合は翌日)
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
500円
アクセス
JR・桜木町駅から徒歩12分
駐車場
あり
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

『旅コンテンツ 完全セレクション 心躍る博物館』 P.222

ファン垂涎のフィギュアがずらり

日本のフィギュアはいまや世界で大人気。等身大で作られた漫画のキャラクターや完全受注の1点モノなどアート作品と呼べる高価なものから、食玩やガチャポンと呼ばれるカプセルトイ等、気軽に手に取れるものまでさまざまあって、そのどれもが精巧。コレクターはもちろん、日本旅行のお土産にと買い求める外国人旅行者のあいだでも好評を博す。

そのパイオニアとしても名高い海洋堂のミュージアムが滋賀県の長浜にある。展示されているのは創業初期の作品から最新作まで4000点以上。フィギュアの塗装やジオラマ制作体験、常時100種類以上あるというカプセルフィギュアも楽しい。

海洋堂フィギュア ミュージアム 黒壁 龍遊館

     
電話番号
0749-68-1680
住所
滋賀県長浜市元浜町13-31
チェックイン
チェックアウト
営業時間
10:00~17:00(最終入館16:30)、フィギュアワークショップは土・日曜・祝日の10:00~15:00(春休み、夏休み、冬休み期間は毎日開催)
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
不定休
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
1000円
アクセス
JR北陸本線・長浜駅から徒歩5分
駐車場
なし(周辺駐車場利用)
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

『旅コンテンツ 完全セレクション 心躍る博物館』 P.227

お酢を軸に日本の食文化を学ぶ

文化元年(1804)、現在の愛知県半田で創業したミツカンが運営する博物館。半田運河沿いにある瓦屋根の建物は和建築の外観に反してインテリアは明るくモダンで、江戸時代のお酢づくりや半田の歴史が学べる展示のほか、大消費地である江戸の街までお酢を運んでいたという弁才船での航海、食に関するクイズなどが楽しめる体験型施設になっている。

ミツカンの看板商品のひとつ、味ぽんを自動販売機で購入し、自分だけのオリジナル・ラベルを貼って完成させるマイ味ぽんも好評。疲労回復や消化促進、細菌の繁殖を防ぐ防腐効果も高く、とくに夏は積極的に摂りたいお酢について深く知ることのできるミュージアムだ。

  

ミツカンミュージアム

     
電話番号
0569-24-5111
住所
愛知県半田市中村町2-6
チェックイン
チェックアウト
営業時間
9:30~17:00(完全予約制)
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
木曜
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
300円
アクセス
JR武豊線・半田駅から徒歩3分
駐車場
あり
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

『旅コンテンツ 完全セレクション 心躍る博物館』 P.228

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テーマ別

旅コンテンツ完全セレクション

心躍る博物館

定価:1,980円(税込)A5変

ISBNコード:9784300105641