2024.11.22

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週末の小旅行には温泉がいちばん

福島県会津エリアの名湯に注目

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ニッポン人の疲れにはやっぱり温泉が効く

火山帯に位置し、水の豊かな日本には温泉が多く、47都道府県すべてに湯が湧き出している。全国には湧出量、泉質、歴史、風情、眺望とそれぞれに優れた温泉地があり、その数2983。これは、すべて宿泊施設のある温泉で日帰り温浴施設のみの地域は含まないのだから、いかに日本が温泉大国であり、津々浦々、湯の湧く土地が連なっているのかと改めて思う。本邦なら、どこに暮らしていても日帰りで、あるいは週末旅行でと、気軽に訪うことができる距離に温泉があるということだろう。

風景、気候、文化、泉質の多彩な福島の湯

さて今回、注目したいのが福島。中でも会津の温泉だ。福島は北海道、岩手に次ぐ国内3位の広さを誇る県で、海があり山があり、東から順に浜通り、中通り、会津と3つのエリアごとに気候や文化がガラリと変わる。また、無色透明の単純泉、飲用可能な炭酸水素水、白濁する硫黄泉、豊富な含有鉄分で褐色に色づく赤湯など泉質もバラエティ豊か。

さらに食の楽しみが充実しているのがいい。農業が盛んな土地柄で、海の幸もうまい。加えて質の高い酒が揃う。温泉の豊かさにも通じるが、水がよく、米所でもあり、寒冷な気候が酒造りに適しているため、会津地方だけでも30近くもの酒蔵が存在し、日本酒鑑評会で金賞受賞酒を数多く輩出している。

会津の上級藩士が疲れを癒した保養施設に泊まる

東山温泉は会津若松の中心部から車でわずか10分。会津の奥座敷とも言われる温泉郷で、江戸時代は会津藩の湯治場として栄えた。湯川に沿って数寄屋造りの立派な旅館が建ち並ぶ風情が美しく、藩士たちが闊歩していた頃の様子が容易に想像できる街だ。とくに向瀧は、上級藩士たちの保養所だった宿で、外観、館内ともに建物自体が美術館、歴史博物館のよう。実際に登録文化財にもなっている。

東山温泉の泉質は硫酸塩・塩化物泉。サラサラとした肌あたりの優しい湯で、旅館、向瀧では完全放流方式、源泉掛け流しの湯が楽しめる。食事はもちろん地産食材をふんだんに使った和食で、こづゆやニシンの山椒漬けなど郷土料理が好評を博す。

 

  

向瀧

     
電話番号
0242-27-7501
住所
福島県会津若松市東山町湯本川向200
チェックアウト
10:00
チェックイン
15:00
営業時間
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
JR会津若松駅からまちなか周遊バス「あかべぇ」で16分、東山温泉下車、徒歩2分/磐越自動車道・会津若松ICから国道121•49号線で約9km
駐車場
40台
予算
1泊2食付 平日2万4,350円~ 休前日2万6,550円~
客室数
24室
部屋数
アメニティ
サイト
その他
送迎:なし

『旅コンテンツ完全セレクション 癒しの湯の街 名湯秘湯』p. 258

会津伝統の工芸品、起き上がり小法師がトレードマーク

湯野上温泉は南会津にあり、周囲には渓谷などの自然や江戸時代の面影色濃い大内宿など、観光スポットも多い。玄関口となる会津鉄道の湯野上温泉駅が既に名所のひとつで、全国で唯一の茅葺駅舎が美しく、桜や緑、紅葉、雪景色と四季の風景に彩られており、足湯や待合室の囲炉裏にも癒される。

洗心亭も豊かな自然の中にある。建物は4500坪と広大な自然林に囲まれていて露天風呂はもちろん、大浴場や客室、ラウンジなど館内に居ながら森林浴が満喫できる。食事は、森が育んだ山菜に地元の野菜やブランド牛と滋味溢れる会津の旬が味わえる。温泉ももちろん天然、100%掛け流し。泉質は透明度が高く、肌あたりの柔らかいアルカリ単純泉だ。

 

こぼうしの湯 洗心亭

     
電話番号
0241-68-2266
住所
福島県下郷町高陦寄神乙1614
チェックアウト
10:00
チェックイン
15:00
営業時間
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
会津鉄道・湯野上温泉駅から車で3分/東北自動車道・白川ICから国道289号で約44km
駐車場
50台
予算
1泊2食付 平日1万8,700円~ 休前日1万8,700円~
客室数
13室
部屋数
アメニティ
サイト
その他
送迎:あり

『旅コンテンツ完全セレクション 癒しの湯の街 名湯秘湯』p. 197

食塩泉で身体ポカポカ。秋は地産の新米が格別

会津、喜多方に位置する熱塩温泉は名前のとおり65.5℃と高温で湧く食塩泉。身体の芯から温まる泉質で、これからの季節、湯上がり後も湯冷めしにくいのがうれしい。

山形屋は田園風景の中にあり、宿のキャッチコピーは「一流の田舎」。日本人ならだれもが郷愁を感じる眺望とあたたかなもてなしに加え、ベッドを置いた客室や、車椅子でも使いやすい多目的トイレ、座り心地の良い椅子を配したロビーやラウンジなど、現代に暮らす私たちにも便利な環境が整えられている。

食事も「一流の田舎」らしく、地元の農家から直接仕入れる新鮮な旬の野菜が美味。ことに秋は新米が絶品だ。飯豊連峰の伏流水と寒暖差の激しい喜多方のコシヒカリは粒が大きく甘味が強い。

 

  

山形屋

     
電話番号
0241-36-2288
住所
福島県喜多方市熱塩加納町熱塩北平田甲347-2
チェックアウト
11:00
チェックイン
14:00
営業時間
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
JR喜多方駅から車で20分/磐越自動車道・会津若松ICから国道121号で約25Km
駐車場
70台
予算
1泊2食付 平日1万6,500円~ 休前日1万9,800円~
客室数
33室
部屋数
アメニティ
サイト
その他
送迎:あり

『旅コンテンツ完全セレクション 癒しの湯の街 名湯秘湯』p .210

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旅コンテンツ完全セレクション

癒しの湯の街 名湯秘湯

定価:1,980円(税込)A5変

ISBNコード:9784300105627