2024.11.08

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アレもコレも!美味しいものを少しずつ

バルセロナのバルではしご酒

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食材が豊かで食のレベルが高いスペイン

スペイン・グルメのハイライトのひとつがバル巡り。海があり、山があり、農業、酪農大国でもあるこの国は食材の宝庫。食糧自給率は93%と38%の日本などは到底及ばない高さで、ヨーロッパでもフランス、ドイツに次ぐ。加えて古くから異文化の交差点でもあり、今なおガストロノミーのレベルで世界の食を牽引するスペインは食堂や居酒屋の料理も質が高い。伝統料理から進化の先端を映す皿までバラエティに富んでおり、もちろん、そのすべてが酒にあう。注文はスペイン語が読めなくともカウンターにずらりと並んだ料理を指差せばよく、実物を見て選べるのだから間違いない。何よりほろ酔いの賑わいに身を浸す楽しさは旅の醍醐味だ。

おつまみはタパスとピンチョス

「ピンチョ」とは串のことで、文字通り楊枝を刺したつまみを指す。「タパス」の語源は蓋で、こう呼ばれるに至ったエピソードには諸説あるものの、パンを蓋がわりに用いてグラスに入る虫やホコリを防いだという点は共通している。そのパンに惣菜などを載せて供したものがタパスで、気持ち小さめにして串を刺したのがピンチョスというわけだ。

タパスにはパンが添えられていないものもある。そんな時にはパン・コン・トマテが置いてあるかどうか尋ねてみることをおすすめする。パンにトマトの切り口を擦り付けてオリーブオイルをかけたもので、カタルーニャが発祥。単体でもおいしいが、アヒージョやスペイン風オムレツを載せて食べると抜群だ。

伝統的なバルらしさを楽しむならこの店

最初に行きたい店がここ。1925年創業の老舗で、クラシックなバルの雰囲気が味わえる。おすすめは店名にもなっているシャンパン(スパークリング・ワイン)で、その意味でも1軒目に最適。火を通したタパスもあるが、アンチョビや生ハムといったシンプルなツマミを肴にするのがこの店らしい楽しみ方だ。

もちろん、パン・コン・トマテも用意されている。元々、堅くなったパンに生のトマトとオリーブオイルの水分を与えて食べやすくするという勿体ない精神が生んだ食べ方だが、これにチーズやアンチョビなどを載せて食べると立派な食事になり、お酒も進む。予約は受け付けておらず、混雑必至の有名店なので夜は早めの時間帯に訪ねたい。

  

エル・シャンパニェト El Xampanyet

     
電話番号
93-3197003
住所
C. Montcada 22
チェックアウト
チェックイン
営業時間
12:00~15:30、19:00~23:00
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
日曜のディナー、月曜
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
M4号線Jaume 1ジャウマ・プリメール駅から徒歩4分
駐車場
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

『おとな旅プレミアム バルセロナ』(12月上旬発売予定)

ピンチョス通りと呼ばれるブライ通りでバル巡り

バルセロナでハシゴ酒を楽しむならピンチョス通りとも呼ばれるブライ通りがいい。歩行者専用道路に面してバルとそのテラス席がずらりと並び、立ち飲み客も多い。どの店もピンチョス1品あたり1~2€、ワインやビールは3~4€ほどと安価。週末の夜などはテーブルに座るのは難しいが、1杯とピンチョス2串ほどを食べて次の店に移動すればいい。まさにハシゴ酒で、目についた店や料理が次々試せる食いしん坊旅行者の理想郷だ。

ブライ通りでも1番の人気店がこのバル。客が醸し出す喧騒だけでなくスタッフも活気があっていい。ピンチョスはクラシックなバスク料理から創作系まで多彩で、デザートにぴったりの小さめスイーツまで用意されている。

ラ・タスケータ La Tasqueta de Blai

     
電話番号
93-17360561
住所
C. Blai 17
チェックアウト
チェックイン
営業時間
12:30~翌1:30
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
無休
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
M2・3号線Paral-lelパラレル駅から徒歩4分
駐車場
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

『おとな旅プレミアム バルセロナ』(12月上旬発売予定)

リゾート気分溢れるバルセロネータでシーフード

この街でバル巡りが楽しめるおすすめのエリアがもうひとつ。ヤシの木が並ぶビーチ沿い、バルセロネータだ。夏には海水浴客で賑わい、チリンギート(スペイン語で海の家)と呼ばれる海鮮料理を得意とする食堂も立ち並ぶ。

ラ・コバ・フマーダは、バルセロネータがただの漁村だった頃から続く老舗で、外観、インテリアともに飾り気がない。が、このエリアで3代続く老舗とあって料理が美味い。カウンターに絶品海鮮料理がずらりと並べられており、頼むとあたためてからサーブしてくれる。看板メニューはおばあさんから引き継いだというボンバ。爆弾という意味で、コブシほどもあるまん丸のコロッケは辛めのソースが酒にあう。

  

●ラ・コバ・フマーダ La Cova Fumada

     
電話番号
932-214061
住所
C. Baluard 56
チェックアウト
チェックイン
営業時間
月~金9:00~15:10(土曜は~13:00)、木・金曜は18:00~20:10も営業
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
日曜
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
M4号線Barcelonetaバルセロネータ駅から徒歩7分
駐車場
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

『おとな旅プレミアム バルセロナ』(12月上旬発売予定)

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おとな旅プレミアム

バルセロナ

定価:(予価)1,650円(税込)A5変

ISBNコード:9784300112816