2023.10.06
, 国内
大阪ベイエリア、秋の1日
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標高4.53m。日本でもっとも低い山
日本一低い山、というのは定義によっていくつかあるが、本邦の国家行政機関である国土地理院が測量の基点となる三角点を置いたものの中では大阪の天保山がもっとも低い。
天保山は人工の山で、その成り立ちは名前のとおり天保期に始まった。運河として築かれた安治川に堆積した土砂を掻き出して積み上げたもので、当時の標高は10間だったというから約18m。高灯籠と呼ばれた灯台が置かれて大阪湾から市中に入る船の目印になっていた。時代は下り、幕末になると外国船を打ち払うための砲台を設置すべく整地されて標高は8mとなり、高度経済成長期の地下水汲み上げによる地盤沈下でさらに標高が低くなった。
天保山は令和の今もレジャーの中心地
江戸時代の天保山は大阪を一望する絶景ポイントだったようで行楽地として賑わっていた。天保山を描いた浮世絵を見ると、眺望を愛でる人、花見をする人、舟遊びをする人など遊山を楽しむ大勢の人の姿があり、子供相撲などのイベントや茶店に集う様子もある。今もその賑わいは健在で、水辺には直径100mという世界でも最大クラスの観覧車がそびえ、大阪のみならず、海外からも多くの人が訪れるユニバーサル・スタジオ・ジャパンや、大きなジンベイザメが泳ぐ巨大水族館、海遊館などの施設が集まる人気のエリアとなっている。遊び尽くそうと思えば1日や2日ではとても足りない充実のレジャー地帯だ。
人気キャラクターが勢揃い。国内屈指のテーマパーク
世界で5箇所、アメリカ国外ではこの大阪とシンガポールにしかないユニバーサル・スタジオのテーマパークで、国内屈指の入場者数を誇る。映画、ジュラシック・パークやハリー・ポッターの舞台を再現したエリアや、マリオの世界が楽しめるスーパー・ニンテンドー・ワールドなどがあり、ミニオンやセサミ・ストリートのキャラクター、スパイダーマンなど人気のキャラクターと会える。ホグワーツの生徒たちが通うパブや、キノピオが腕をふるうキノピオ・カフェなど楽しいレストランも充実。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 電話番号
- 0570-200-606
- 住所
- 此花区桜島2-1-33
- 営業時間
- 曜日・時期により異なる
- 休業日
- 無休
- アクセス
- JRユニバーサルシティ駅から徒歩3分
- 駐車場
- あり
- その他
- *営業時間、チケットの販売状況などは、公式HPにて最新情報をご確認ください。
(『おとな旅プレミアム 大阪』p.52)
国外からも多くの人が訪れる巨大水族館
世界でも有数の規模を誇る水族館で、テーマは環太平洋。豊かなサンゴ礁がカラフルな魚たちを育むグレート・バリア・リーフやたくさんの海棲哺乳動物が暮らすモンタレー湾、水温が低く栄養に富んだクック海峡、太陽の光が届かない深海世界の日本海溝など、環太平洋各地の海を再現したエリアが作られ、魚やウミガメ、アシカ、アザラシといった多様な生物が見られる。なかでも、太平洋を表した深さ9m、最大長34mの大型水槽は圧巻で、大きなジンベイザメやイトマキエイがゆうゆうと泳いでいる。
海遊館
- 電話番号
- 06-6576-5501
- 住所
- 港区海岸通1-1-10
- 営業時間
- 公式HPを要確認
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 2400円、子供(小・中学生)1200円、幼児(3歳以上)600円、シニア(65歳以上、要証明書)2200円
- アクセス
- 地下鉄・大阪港駅から徒歩5分
- 駐車場
- あり
- その他
- *営業時間、工事状況、チケットの料金などは、公式HPにて最新情報をご確認ください。
(『おとな旅プレミアム 大阪』p.44)
ユニバに隣接するショッピング・コンプレックス
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに隣接する複合施設で、ホテルやショップ、カフェ、レストランなど多彩なテナントが集合。おみやげ探しなども楽しいが、特にグルメが大充実。大阪みやげとしても有名な豚まんの551蓬莱や、個性豊かな6店舗ものたこ焼き店など、大阪に来たら外せない食の名店が揃っている。また、ハードロックカフェやババ・ガンプ・シュリンプなど、アメリカのエンターテインメントをテーマにしたレストランも出店。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの帰りに立ち寄りたい施設だ。
ユニバーサル・シティ・ウォーク大阪
- 電話番号
- 06-6464-3080
- 住所
- 此花区島屋6-2-61
- 営業時間
- 3F 10:00~22:00、4Fグッズ11:00~22:00、4•5Fレストラン11:00~23:00 *店舗・季節により異なる
- 休業日
- 無休
- アクセス
- JRユニバーサルシティ駅からすぐ
- 駐車場
- あり
- その他
- *公式HPまたは店舗お問い合わせにて最新情報をご確認ください。
(『おとな旅プレミアム 大阪』p.55)