2023.09.08

, 国内

古くから日本のものづくりを牽引

愛知の企業が運営する博物館がおもしろい

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出荷額は国内最大。愛知は日本が誇る製造拠点

愛知県は製造業が盛んな土地柄。販売台数世界一を誇るトヨタ自動車をはじめ、企業数が多く、製造品の出荷額は日本国内でダントツ1位を誇る。理由はさまざまあるが、立地の良さがそのひとつ。東京と大阪の真ん中に位置しており、どちらへも短時間でアクセスできる。海にも面していて、伊勢湾、知多湾、三河湾には15もの港があり、物流の拠点として最高の条件を備えている。さらに、製鋼、プラスチック製品、金属、ゴム製品、電気機械器具など、県内企業の業種は多岐に渡っており、例えば車など、ひとつの完成品をつくるのに必要な素材や加工を手掛ける企業がエリア内に集結している。この、産業の裾野の広さも愛知の製造業の強みのひとつだ。

織田信長が育んだ産業技術のゆりかご

愛知は歴史的に見ても製造業が発展する要素を有している。始まりは安土桃山時代に遡る。尾張、三河と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という戦国の三傑を輩出したが、なかでも信長は経済活性化の重要性を熟知していた。信長の経済施策で有名なのが楽市楽座。組合に属したり、ロイヤリティを支払ったりせずに領内どこでも自由に商いができるという法で、これにより商人がどんどん集まり、地域が大いに活性化した。商いをするには商品も充実していなければならない。信長は全国から職人を集め、特に優れた者には天下一の称号を与えた。陶器や木綿、さらには時計や鉄砲といった当時の最先端製造業も発展。現在の愛知県の製造業を育む風土となった。

平成6年(1994)開館。トヨタ自動車のミュージアム

言わずと知れた自動車メーカーで、販売台数世界一を誇るトヨタ自動車。この産業技術記念館は創業者である豊田喜一郎氏の生誕100年に開かれたミュージアムで、AA型乗用車からトヨタGI型トラック、初代カローラ、セリカ、セルシオ、レクサス等、創業当時から今に至る各時代の名車がずらりと展示されている。また、トヨタはもともと自動織機を使った綿製品の会社であったこともあり、大正時代に建てられた紡績工場の建屋をそのまま使った繊維機械のコーナーや産業革命の原動力となった蒸気機関を展示するエリア、繊維機械や自動車の原理を取り入れた遊具が置かれたテクノランドなど、多岐に渡る内容の見学、体験スペースが設けられている。カフェやレストラン、ミュージアム・ショップも充実。

  

トヨタ産業技術記念館

     
電話番号
052-551-6115
住所
愛知県名古屋市則武新町4-1-35
チェックアウト
チェックイン
営業時間
9:30~17:00(最終入館16:30)
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
月曜(祝日の場合は翌日)
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
500円
アクセス
名鉄名古屋本線・栄生駅から徒歩3分
駐車場
あり
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

(『旅コンテンツ完全セレクション 心躍る 博物館』P.52)

常滑焼の技術が産んだ建材メーカー

自動織機のトヨタが誕生するのに三河木綿の伝統があったのと同様、瀬戸焼や常滑焼といった愛知の焼き物の礎があって生まれた企業のひとつがこのINAX。トイレや洗面台をはじめ、壁や床のタイルなど、陶磁器の技術を使った建材で知られる企業で、明治20年(1887)頃から常滑の陶工、伊奈初之丞が陶管の製造を始めたのがINAXの歴史の始まり。大正7年(1918)には帝国ホテルの旧本館に使われた煉瓦づくりにも貢献している。INAXライブミュージアムでは、大正時代に建てられた土管工場の建屋、巨大窯、煙突を見学したり、紀元前から近代までの世界の装飾タイルのコレクションを見たりと多彩な展示が楽しめるほか、焼き物の原料となる土に触れるどろだんごづくりやタイルの絵付けといった体験プログラム(要予約、有料)も人気を博している。

INAXライブミュージアム

     
電話番号
0569-34-8282
住所
愛知県常滑市奥栄町1-130
チェックアウト
チェックイン
営業時間
10:00~17:00
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
水曜(祝日の場合は開館)
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
700円
アクセス
名古屋鉄道常滑線・常滑駅から知多バスで10分、INAXライブミュージアム前バス停下車、徒歩2分
駐車場
あり
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

(『旅コンテンツ完全セレクション 心躍る 博物館』P.39)

ノリタケの食器やアート作品を楽しむ

ノリタケといえば日本屈指の陶磁器ブランドであり、繊細な美しさと強さを兼ね備えた洋食器は国内の家庭やレストランはもちろん、海外でもよく知られている。このミュージアムでは、明治時代から昭和初期にかけてつくられたオールドノリタケを間近に見たり、生地の成形から絵付けまでボーンチャイナの製造工程が見学できたりとノリタケファンのみならず、食器好きにはたまらないギャラリーや見学ルートが設置されている。また、クラフトセンターではボーンチャイナのお皿やマグカップに絵付けする体験が可能。さらに食器メーカーとしてだけでなく、実はセラミックや電子ペースト、研削工具など産業用製品の大企業でもあるノリタケの歴史と事業内容を知ることもできておもしろい。ノリタケの食器で食事やお茶が楽しめるレストラン、カフェも素敵。

  

ノリタケの森 ノリタケミュージアム

     
電話番号
052-561-7114
住所
愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
チェックアウト
チェックイン
営業時間
10:00~17:00(施設により異なる)
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
月曜(祝日の場合は翌日)、カフェとショップは無休
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
500円(ノリタケの森は入園無料)
アクセス
JR名古屋駅から徒歩15分
駐車場
なし(周辺駐車場利用)
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

(『旅コンテンツ完全セレクション 心躍る 博物館』P.56)

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旅コンテンツ完全セレクション

心躍る博物館

定価:1980円(税込)A5変

ISBNコード:9784300105641