2023.04.07

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フランス統治時代の建物が点在

ホーチミンのメインストリート、ドンコイ通りを歩く

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首都、ハノイをも凌ぐベトナム最大の都市、ホーチミン

空港からホーチミンの市街に入っていくと、街のエネルギーに圧倒される。年間を通じて雨季も乾季も関係なく立ち込める暑く湿った空気に、車線などお構いなしといった姿勢で後続車の割り込みを拒むように隙間を埋めて進むスクーター。マイカーを持つ人が増えて以前より少なくなったとはいえ、車体を覆い隠すようなサイズの荷物を積んだり、一家4人で乗り込んだりしているバイクも珍しくない。

熱帯モンスーン気候の街では街路樹も生き生きとしている。フランス統治時代に植えられたというからどれも樹齢は100年ほど。南国の雨と太陽を存分に浴びたタマリンドやマホガニーの大木が勢いよく葉を茂らせて路上に濃い影を落としている。

フランス時代そのまま。コロニアルな建物をめぐる

ベトナムでは各地にフランス統治時代の面影が残るが、かつてサイゴンと呼ばれたホーチミンでは特に際立っている。例えば人民委員会庁舎。1908年に当地で暮らすフランス人のためのパブリックホールとして建てられたもので、繊細かつ華やかなコロニアル様式が目をひく。

また、街のメインストリート、ドンコイ通りの起点に建つ聖母マリア教会や、ピンクの外壁がSNS映えすると人気のタンディン教会をはじめ、周辺には劇場、博物館、中央郵便局、市場、老舗ホテルにいたるまで1858~1954年のフランス統治時代に建てられた壮麗な建築物が数多く点在。いまでも現役のまま活用されている。

近年では、東南アジアらしい雑踏とフランス式建造物に加えて近代的な超高層ビルが続々と誕生。バイクの群れや屋台といったなじみの街の風景も、時とともに変化していくに違いない。今昔も洋の東西も越えて混在するアジアのプチパリ、ホーチミンのいまこの瞬間を楽しみたい。

聖母マリア像の背後に建つ赤レンガのカテドラル

聖母マリア教会は、サイゴン大教会とも呼ばれるカトリックの大聖堂。英語名はノートルダム・カテドラル・サイゴンで、パリのシテ島にあるノートルダム大聖堂と同様、2本の尖塔が美しくそびえている。1877年に着工し1880年に完成したこの教会はネオ・ゴチック様式。マルセイユから取り寄せられたという赤レンガをはじめ、セメント、鉄鋼、ネジにいたるまで建材はすべてフランスから運ばせたという。

現在は建設以来初という大規模修復工事が行われているため中に入ることはできないが、着工前はホーチミンに暮らす多くのカトリック教徒が礼拝に訪れ、日曜のミサには入り切れない人がエントランスから溢れるほど賑わった。当初、2020年までに終了するといわれていた修復工事は継続中だが、基礎の修復は完了しており、工事用カバーなども取り除かれて外観のみ見学することができる。

  

聖母マリア教会

     
電話番号
028-3829-4822
住所
1 Cong xa Paris, Q.1
チェックアウト
チェックイン
営業時間
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス
市民劇場から徒歩7分
駐車場
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

(『ハルカナ ベトナム』 P.72)

モデルはパリのオルセー美術館

中央郵便局は1886年から1891年にかけて建設された通信局で、いまも現役の郵便局として機能している。アーチ型の高い天井が印象的で、まるで駅みたいだとの感想を持つ人も多いようだが、それもそのはず。元は駅舎だったパリのオルセー美術館をモデルに建築されたもので、鉄骨部分の設計はエッフェル塔を建てたギュスターヴ・エッフェルが手掛けている。

天井が高いためか石造りのせいか、中に入ると少しひんやりとして心地よく、中のベンチでついひと休みしたくなる。もちろん、ポストカードや切手なども販売されており、ちょっとした書き物ができるデスクもある。スマホを使っての通信は便利だけれど、今日だけは旅の思い出を葉書にしたためて送るのも素敵。

中央郵便局

     
電話番号
028-3822-1677
住所
2 Cong xa Paris, Q.1
チェックアウト
チェックイン
営業時間
7:00~20:00
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
無休
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
無料
アクセス
市民劇場から徒歩7分
駐車場
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

(『ハルカナ ベトナム』 P.73)

ドンコイ通りとサイゴン川に面したコロニアル・ホテル

マジェスティック・サイゴンの創業は1925年。フランス・コロニアル様式の近代的なホテルとして中国系ベトナム人オーナーの手によって開業するが、以降、フランス軍やフランス人オーナーなど主を変え、現在はベトナムの国営企業が運営。先の大戦時には日本軍に貸し出されたこともあった。

しかし、オーナーを変えても1世紀に渡って変わらないのは品格と佇まいの美しさ。シャンデリアやステンドグラス、猫足の家具に加えて、背筋を伸ばしたドアマンやアオザイを纏った女性スタッフによって醸し出されるクラシカルな優美さと、時代に合わせてアップグレードしていく施設、サービスで、2007年にはベトナム初の5ツ星ホテルに認定。カトリーヌ・ドヌーブやミッテラン元大統領、秋篠宮様など、滞在した各国の王室や著名人も数多い。

  

マジェスティック・サイゴン

     
電話番号
028-3829-5517
住所
1 Dong Khoi, Q.1
チェックアウト
チェックイン
営業時間
11:00~18:00
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
(S)US$146~ (T)US$152~
アクセス
市民劇場から徒歩6分
駐車場
予算
客室数
175室
部屋数
アメニティ
サイト
http://majesticsaigon.com/ja/
その他

(『ハルカナ ベトナム』 P.86)

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定価:1540円(税込)A5変

ISBNコード:9784813286202