おとな旅プレミアム上質な旅を提案する、大人向け「国内旅行ガイド」シリーズ

2023.04.28

, 国内

アウトドアが心地よい季節がスタート

富士山が見守る河口湖畔を自転車でぐるり1周

観光名所
絶景
花景色
中部

まずは立ち寄り先を選んでプランを立てる

河口湖の周囲を走る道路は18km弱。景色を楽しみながら自転車で走破するにはちょうどいい距離だ。所要時間に換算すれば、ロードバイクで約30分、普段の生活でママチャリを使って移動する感覚でも1時間ほどで走破できる。途中、絶景ポイントで写真を撮ったり、美術館や神社、公園などでの散策、お茶や食事のための休憩をとるなど、ゆっくりと観光を楽しみながら走れば半日～1日たっぷりと楽しめる。何より雄大な富士山を間近に眺めながら湖畔を行くサイクリングは気持ちがいい。まずはじっくりと地図とガイドブックを眺めて、立ち寄り先を選びたい。

河口湖サイクリングは反時計回りがおすすめ

スタート地点は、河口湖駅が便利。眼前に大きな富士山が見える富士急行線の終着駅で、駅前からは周遊バスや路線バスが出ている。駅にロッカーや手荷物預かり所もあるのでサイクリング前後の観光やアクセスを含めて便がいい。また、周囲にはレンタサイクルの店も多く、ママチャリタイプからクロスバイク、電動アシスト付き、キッズサイズなど、多彩な自転車が用意されていて、予約もできる。ほとんどのショップが荷物を預かってくれるのもありがたい。

自転車を調達したら、まずはとにかく湖畔へ。ロープウェイ乗り場前から湖沿いを北上して走るのもいいが、ちょっとだけショートカットして絶景ポイントの河口湖大橋を渡るルートも素晴らしい。あとはひたすら河口湖を左手に見ながら走るのみ。反時計回りに進めば一方通行の道路も走行可能だし、常に湖畔最前線の特等ルートを行くことができる。事前にチェックしておいたカフェや観光スポットに立ち寄っても、湖を左に置いて走れば大きく迷うことなくスタート地点へと帰ってこられる。

眺望を遮るもののない橋の上から絶景を堪能

河口湖大橋は河口湖に架かる唯一の橋で、全長約500m。昭和46年（1971）の開通に向けての建設時、周辺の美しい景観と調和するようデザインされたという橋は、橋上からの眺望、また、遠くからの橋の眺めの美しさで知られ、1987年(昭和62)には富士スバルラインとともに日本の道100選にもなった。

車や徒歩でも渡れるが、自動車ではあっという間に通り過ぎてしまう上に撮影しようと思っても橋上で停車できず、歩くには少し距離がある。眺望を楽しむには、自転車のスピード感がちょうどいい。

河口湖大橋

電話番号: 0555-72-3168(富士河口湖町観光課)
住所: 山梨県富士河口湖町船津
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営業時間
閉館時間
開業時間
閉園時間
開業時間
閉園時間
参拝時間
観光期間
休業期間
休業日
休館日
休園日
入園料
入館料
拝観料
参拝料
料金
アクセス: 富士急行・河口湖駅から徒歩15分
駐車場
予算
客室数
部屋数
アメニティ
サイト
その他

（『おとな旅プレミアム　河口湖・山中湖　富士山』　P.50）

富士山と湖を背景に広がるラベンダー畑

河口湖といえば富士山を望む景勝地として有名だが、ハーブ栽培も盛ん。6月中旬から7月にかけての初夏にはラベンダーの紫が地面一帯を彩り、奥に、まだ豊かに白雪を戴いたペールブルーの富士山、その手前に、より濃い青を湛えた河口湖が控えて、彩度の異なるブルーが美しく層を成す。ラベンダーをはじめとするハーブと富士山の対比が素晴らしいと、撮影を目的に訪れる旅行者も増える季節だ。

河口湖ハーブ館では、ハーブやドライフラワーを使ったアレンジメントやリース作りなどの体験コースが人気。また、トワレやエッセンスオイル、入浴剤、ポプリなどのアロマ製品のほか、名物となっている手づくりカステラや山梨の特産品、富士山モチーフのキュートな雑貨を販売している。ラベンダー味のソフトクリームやハーブティでひと休みするのにも最適なスポットだ。