Vol.58

長い歴史が育んだ古都で味わう京都の上質かつベーシックな洋食

ニッポンでもっとも伝統的な
古都の日常に根付いた洋食文化
パンにコーヒー、牛肉と
地元の人々の普段の食事が美味


新し物好きの都人が育んだ洋の食文化

おとな旅 京都

「京都への旅」を計画する時、食事は懐石、湯豆腐、おばんざいなどを第一に思い浮かべる。今の季節なら鮎がおいしいだろうか。きっとハモもいい。思う存分食べる夕食に備えて昼はカロリーを抑え目に老舗のお麩の定食にでもしようか、と思案する。それらはもちろん王道であり、平安時代から続く長い歴史が育んだ日本の古都、伝統の味であり食文化だ。が、令和に暮らす京都人たちが毎日、湯豆腐や京懐石を口にしているわけではない。
一見、意外なようにも思えるが京都の人々は新し物好き。思えば、長い歴史のなかで最先端かつ多量の情報に接してきた都人たちは常に新しい文物に触れ、都度、それらを積極的に取り入れてきたのだろう。現代においても、京都はパンとコーヒーの消費量、額において日本トップ。自然、この街には日常の洋食が豊かに、かつ高いクオリティで根付いている。


朝食は老舗喫茶店のモーニングから始める

■イノダコーヒ本店

おとな旅 京都

店名は、イノダコーヒーではない。イノダコーヒが正解。看板を読むだけで脳内に京ことばのアクセントで再生される、喫茶店パラダイス京都を代表する喫茶店だ。谷崎潤一郎、池波正太郎ら、文豪も通った老舗で、職人が焙煎した香り高いコーヒーは絶品。レンガを組んだ壁と、瓦、暖簾といった和洋が美しく調和する空間もいい。コーヒーはもちろん、ケーキやサンドイッチもおいしいが、ことにモーニングが人気を博す。クロワッサンにサラダ、玉子、ハム、ジュース等にコーヒーが付いた、絵に描いたように完璧な洋朝食が味わえる。


おとな旅 京都

 電話番号 :075-221-0507
 住所 :京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
 営業時間 :7:00~19:00(LO18:45)
 休業日 :無休
 アクセス :地下鉄・烏丸御池駅から徒歩5分
 駐車場 :あり(10台)
(『おとな旅プレミアム 京都 ’19-’20年版 P.112』)


豆の選別、焙煎からブレンドまで職人の技術を堪能

■小川珈琲 本店

おとな旅 京都

世界各地のコーヒー農園との信頼関係構築から生豆の選別、職人の手による焙煎、豆の種類ごとに焙煎してからのブレンドと、すべての工程に小川珈琲ならではのこだわりとプライドを持つ。朝7:00から営業しており、モーニング、ランチ、ケーキ、ディナーまでフードメニューも多彩。店内中央には一定の温度に保たれた豆専用のケースがあり、試飲しながら豆の購入が可能。家庭でのおいしい煎れ方も指南してくれる。


おとな旅 京都

 電話番号 :075-313-7334
 住所 :京都市右京区西京極北庄境町75
 営業時間 :7:00~21:00(LO20:30)
 休業日 :無休
 アクセス :市バス・西大路五条下車、徒歩8分
 駐車場 :あり(52台)
(『おとな旅プレミアム 京都 ’19-‘20年版』P.128)


京都はビーフも美味。極上の和牛をぜひ、すき焼きで

■モリタ屋 木屋町店

おとな旅 京都

松阪や近江、但馬といった国内を代表する畜牛の聖地の中心にあり、そのもっとも近い大消費地でもある京都は牛肉のクオリティが高い。京都でいちばん古いといわれる牛肉店、モリタ屋では、自社牧場のほか全国で厳選した極上の黒毛和牛が味わえる。名物のオイル焼きやしゃぶしゃぶもいいが、まずはすき焼きがおすすめ。石畳の路地を抜け、鴨川に迫り出すように設えられた床へと向かうのは京の夏ならではの風情。心地よい川風に吹かれつつ中居さんが絶妙な加減に火を入れてくれる肉のうまさに感動すら覚える。


おとな旅 京都

 電話番号 :075-231-5118/0120-77-0298(予約専用)
 住所 :京都市中京区木屋町通三条上ル上大阪町531
 営業時間 :11:30~15:30(LO14:30) 17:00~23:00(LO22:30) 土・日曜、祝日11:30~23:00(LO22:30)
 休業日 :無休
 アクセス :京阪本線・三条駅から徒歩5分
 駐車場 :なし
(『おとな旅プレミアム 京都 ’19-’20年版 P.118』)


*施設や店舗の営業などは事前にご確認ください。


画像素材: PIXTA 他


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