Vol. 43

中国料理店ひしめく超激戦地横浜中華街で絶対おいしい1軒を嗅ぎ分ける

500m四方の土地に
200を優に超す料理店が並ぶ
間違いのない店を選ぶなら
基準は長年に渡る地元客の支持

日常に中華が溶け込む横浜の暮らし

ハルカナ ハワイ オールド・ハワイ

横浜市民は、ほかの都道府県民に比べて中国料理への親しみが深い。ハマっ子たち自身あまり気づいていないようだが、これは厳然たる事実。例えば、横浜駅近くのデパ地下における中華セクションは都内デパートの惣菜フロアのそれに比べて断然広く、店や商品の数も多い。「市を代表する観光スポットは?」と問えば中華街が真っ先に挙がるし、横浜の駅弁No.1が崎陽軒のシウマイ弁当であることに異論を持つ人は少ないはずだ。しかも、横浜の人々は、新幹線などを使った電車旅の際だけでなく、かなり日常的にこのシウマイ弁当を食す。つまり、普段から中華料理を食べる機会が多いのだ。
そんな横浜で、中でも激戦区の中華街で、長年、地元の人々に愛され続けている中国料理店は質が高い。2004年の地下鉄「元町・中華街駅」開業前後、爆発的に新参店が増えたが、中には観光に訪れる一元さん目当ての店もかなりある。その点、市民の支持と、その歴史の長さを基準に店を選べば間違いない。高級店から路地裏の専門店まで、どこもおいしい名店揃いだ。
(『おとな旅プレミアム横浜 ’19-‘20年版』P.88)


日本に現存する最古の中国料理店

■聘珍楼 横濱本店(へいちんろう よこはまほんてん)

聘珍楼 横濱本店

創業は1884(明治17)年。市内のみならず、日本でもっとも古い中国料理店だ。もともと、開港初期に横浜を訪れ、横浜中華街のベースを築いた人々は香港を含めた広東、上海出身者がほとんどだったため老舗は広東、上海料理店であることが多い。ここもその1軒で、質の高い広東料理が味わえる。化学調味料を使わず、薬膳料理を供するなど、時代とともに進化し続けながら、地元の人々の支持も厚く、何代にもわたってこの店に通う家族も少なくない。構え、設えも立派な高級店ながら、昼は1人3000円、4000円といった価格帯から利用でき、おいしい飲茶もおすすめだ。


聘珍楼 横濱本店 中華まん

▲月替わりのプレミアム壺蒸しスープ
多彩な効能の生薬が入った滋味豊かなスープ。2日前までに要予約。


電話番号:045-681-3001
所在地:横浜市中区山下町149
営業時間:11:00~15:00 17:00~22:00(LO21:00) 土曜、祝前日11:00~23:00(LO22:00) 日曜、祝日11:00~22:00(LO21:00)
休業日:不定休
アクセス:みなとみらい線・元町・中華街駅から徒歩5分
駐車場:なし
(『おとな旅プレミアム横浜 ’19-‘20年版』P.91)


横浜中華の本流を継ぐ老舗

■翠香園(すいこうえん)

翠香園

肉まんやあんまん、月餅といった中華点心を販売する菓子売店とレストランが並んで営業している。菓子類のレシピは90年以上変わらないというが、食べてみればなるほどどこか懐かしい味わい。ネギたっぷりの肉ダネを天然酵母使用の皮で包んだ肉まんも、パンチの効いた味付けと大きさというインパクト勝負な観光客向けの店とは一線を画している。トロッと甘いがさっぱりとしていて、大きさが手ごろな分、価格も手ごろ。「やっぱり肉まんはここのがイチバン」という地元の人も多い。菓子、饅頭類はすべて店内で手作り。出来立てがすぐに店舗に並べられるのも人気の理由だ。
レストランでは、ネギそば、スブタ、あわびのクリーム煮、天津飯と、どの世代にも馴染み深い日本における中華の定番メニューが並ぶ。なかでも外せないのは横浜名物のサンマーメン(肉糸湯麺)。しょうゆ味のスープに野菜も肉もたっぷりのアンがかかったハマの味だ。


翠香園中華まんじゅう

▲中華まんじゅう
皮は天然酵母を使用


電話番号:045-661-1266
所在地:横浜市中区山下町148
営業時間:10:00~21:00
休業日:月曜(祝日の場合は翌日休)
アクセス:みなとみらい線・元町・中華街駅から徒歩5分
駐車場:なし
(『おとな旅プレミアム横浜 ’19-‘20年版』P.105)


行列もできる人気のお粥は絶品

■謝甜記貳号店(しゃてんきにごうてん)

謝甜記貳号店

この店も古く、創業は1951(昭和26)年。干した牡蠣や貝柱、丸鷄のダシで米を生の状態から炊いた滋味溢れるお粥が看板メニューで、店頭に行列ができることも珍しくない。ベーシックな白粥もダシの旨みが効いていておいしいが、魚介と野菜がのった五目粥、白粥の上にスライスした鮑を並べた豪華な鮑粥やピータン粥、モツ粥、鶏粥など、具材のバリエーションも豊か。炒めた高菜やパクチー、しらすなど、トッピングも種類豊富に揃う。また、冷菜や点心、炒め物、酒類もあるので、食事の締めにお粥、というのもおすすめ。粥はテイクアウトが可能で、ちょっと風邪気味、というときに買い求めるご近所さんも多い。


謝甜記貳号店

▲エビ、白身魚、イカ、野菜が入った五目粥
中国粥は種類も多く、ハーフサイズもある。


電話番号:045-664-4305
所在地:横浜市中区山下町189-9上海路 辰ビル1階
営業時間:営業時間:8:30~20:30(LO)、金・土曜は8:30~21:30(LO)
休業日:無休
アクセス:みなとみらい線・元町・中華街駅から徒歩5分
駐車場:なし
(『おとな旅プレミアム横浜 ’19-‘20年版』P.100)


画像素材: PIXTA 他


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