Vol. 37

新旧の魅力が心地よく共存水都大阪で満喫する夏の風情

いにしえより水の都として栄え、
今も進化を続ける大阪の街を探訪。
川面を渡る風を受けて涼を楽しみ、
水辺の情緒と賑わいに酔いしれる。

約1300の提灯がともる道頓堀川沿いを歩く

「なにわ」は大阪の古い地名だが、その表記は「難波」「浪速」「浪花」「浪華」などさまざま。いずれも「波・浪」の文字が入ることから、海や川と密接な関わりを持つ大阪の歴史がうかがえる。かつて難波津と呼ばれた大阪の港は、古代日本の玄関口として発展。近世には街中に堀が巡らされ、多くの船が行き交って「天下の台所」の水運を支えた。
道頓堀川の周辺は、今や大阪を代表する観光スポット。7~8月の「道頓堀川万灯祭2019」開催中は、約1300の提灯が川面を照らし、夏の情緒を盛り上げる。お気に入りの浴衣を着て、川沿いをそぞろ歩くのも一興。石畳の法善寺横丁で、旬の料理に舌つづみを打つのもいい。
(『おとな旅プレミアム 大阪 ’19-‘20年版』P32)


美しい橋を眺めながら川辺で過ごす夏の夜

江戸の「八百八町」に対して、「八百八橋」と謳われた大阪。江戸時代には200ほどの橋が点在していたようで、現在も大阪には「橋」がつく地名や駅名が多い。数ある橋のなかでも「浪華三大橋」に数えられるのが、大川に架かる天満橋、天神橋、難波橋。それぞれに個性あるデザインが美しく、夜は優雅にライトアップされる。
周辺の北浜・中之島界隈は、近年の再開発によっておしゃれなウォーターフロントエリアへと変貌。川沿いにはテラス席を備えたカフェやレストランが並び、夏はビアガーデンも登場する。都会の夜景を眺めながら、冷たいビールで喉を潤すひとときは格別。涼やかな川辺の風が、暑さを忘れさせてくれる。
(『おとな旅プレミアム 大阪 ’19-‘20年版』P74)


「太陽の塔」内部は一見の価値あり

大阪・関西万博2025の開催決定を機に、改めて注目を集めているのが、万博記念公園。1970年に開かれた日本万国博覧会の跡地に整備された公園で、約260haの広大な敷地に、万博の貴重な資料を展示するパビリオン、博物館や民芸館、日本庭園、温泉、スポーツ施設などが集まる。最も有名な「太陽の塔」は、昨年3月から48年ぶりに内部を公開。原則として前日までの予約制だが、予約に空きがある場合に限り、今年9月30日まで当日券の試行販売も行っている。岡本太郎の独特な世界観を堪能したあとは、夏限定のお化け屋敷や幻想的な光のイベントで涼を感じるのもおすすめ。
(『おとな旅プレミアム 大阪 ’19-‘20年版』P102)


画像素材:PIXTA


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